本日は、歯列矯正を専門とされるA先生に、多くの人が悩んでいる「銀歯だらけの歯列矯正」について、詳しくお話を伺いたいと思います。先生、よろしくお願いいたします。「よろしくお願いします。銀歯が多いことを理由に矯正をためらっている方は、本当にたくさんいらっしゃいますね」。早速ですが、先生のクリニックにも、そうしたお悩みで来院される方は多いのでしょうか。「ええ、珍しいことではありません。まず私たちが患者様にお伝えするのは、銀歯があっても矯正はできます、ということです。ただし、無条件にというわけではありません。最も重要なのは、その銀歯が健康な状態かどうかの診査です。矯正治療の前に、まずはお口全体の健康を取り戻すことが大前提となります」。具体的には、どのような点をチェックされるのですか。「銀歯と歯の間に段差や隙間がないか、レントゲンで内部に虫歯が隠れていないか、歯茎の状態は良好か、などを精密に検査します。もし問題が見つかれば、矯正の前にそちらの治療を優先していただきます。遠回りに感じるかもしれませんが、これが安全で確実な矯正治療への一番の近道なのです」。銀歯への装置の接着についても、不安に思う方が多いようです。「確かに、金属面への接着は天然歯とは異なる技術が必要です。しかし、今はとても優れた金属用の接着剤やプライマーがありますし、歯の表面を少しだけ荒らして接着力を高めるサンドブラストという手法もあります。これらの技術を適切に組み合わせることで、治療中に外れてしまうリスクは最小限に抑えられます。患者様には、そうした技術的な側面も丁寧にご説明し、安心していただいています」。最後に、銀歯だらけで悩んでいる方へメッセージをお願いします。「そのコンプレックスは、現代の歯科医療で十分に解決できる可能性が高いです。一人で抱え込まず、まずは専門家である私たち歯科医師に相談してください。あなたの口の状態に合わせた最適な治療計画を一緒に考え、美しい歯並びと健康な口内環境を手に入れるお手伝いをさせていただければと思います」。先生、本日は貴重なお話をありがとうございました。